くらし・生活

2018.03.09

知らなかった!花粉対策の意外な事実

エアコン・住宅設備の選び方

今年も、花粉シーズンがやってきました。様々な植物の花粉が年中飛んでいますが、スギ花粉やヒノキ花粉が飛散のピークを迎える2〜5月は、特に花粉が気になる季節。
マスクをする、空気清浄機を使う、洗濯物の外干しを控える、などの対策が知られていますが、今回はあまり知られていない情報も織り交ぜながらご紹介。上手に組み合わせて、より効果的に対策を!

POINT
  • 都会の花粉が、より凶悪化!?その原因となる「排ガス」「PM2.5」にも対策を。
  • 「落ちては飛んで」を繰り返す。都会では、花粉の再飛散にも要注意。
  • 部屋の中では、「床にたまる花粉」への対策が鍵。
  • 花粉が飛散しやすい時間帯や気象条件を把握して行動する。
  • 花粉は二層構造。その「芯」を退治することが大切。

都市の花粉が、より凶悪化!?
その原因となる
「排ガス」「PM2.5」にも対策を。

スギの木が生えている山林は、郊外に比べて都会では少ないイメージがありますが、実は都会の方が花粉に悩まされる人が多いことがわかっています。
その原因は、都会の空気に多く含まれている「排ガス」や「PM2.5」。これらの物質と花粉を一緒に吸い込むと、人への影響力を高めてしまうのです。このように、花粉などのアレルゲンの影響力を高めてしまう物質のことを「アジュバント物質」と言います。「アジュバント物質」が空中をただよう花粉にくっついてしまうと、より凶悪化した「アジュバント花粉」となり、人への影響力は、通常の花粉に比べて約2倍というデータも。だから花粉対策をしっかりおこなうには、花粉とPM2.5・排ガスをまとめて対策することが重要です。 PM2.5の飛散量が増えるのは冬から春だと言われており、花粉のハイシーズンとも重なります。PM2.5の飛散状況については環境省ホームページなど公共機関からも発表されていますので、併せて確認してみてください。

試験方法:3グループのマウスに、(A群)アレルゲン、(B群)アレルゲン+PM2.5+排ガスをそれぞれ投与し、比較実験。2週間毎にマウスへの投与を続け、8週間後のマウスの血液中のlgE抗体濃度を測定。
※アレルゲンは花粉の代替として卵白アルブミンを使用
※IgE抗体は一般的に免疫の検査に活用される。体内でアレルゲンによる反応が起きるとそのアレルゲンにだけ結合できるIgE抗体が産生され再び侵入したアレルゲンがIgE抗体と反応すると様々なアレルギー症状を引き起こす。

試験機関: 東北文化学園大学

「落ちては飛んで」を繰り返す。
都会では、花粉の再飛散にも要注意

都会ならではの注意点がもう一つ。それは花粉の再飛散です。花粉は粒子が大きいため、風のないところでも1秒間に3cmの速さで落下。すぐに地面に落ちてしまいます。地面が土などであれば花粉は吸収されるのですが、都会ではアスファルトやコンクリートが多く花粉が吸収されにくいため、地面に落ちた花粉が何度も空中に舞い上がってしまいます。
また、地面に落ちた花粉が粉砕され軽くなってしまうと、部屋にも入りやすい状態に。部屋への花粉の侵入経路のうち、全体の約60%は窓や換気によるもので、最も多くの割合を占めます。ちょっとしたことですが、「窓は大きく開けない」といった配慮も忘れずに。

花粉が飛散しやすい時間帯や
気象条件を把握して行動する。

実は1日の中でも、花粉が飛散しやすい時間帯と飛散しにくい時間帯があります。飛散量が最も少ないのは午前10時まで。逆に、気温が上がるお昼の11〜14時、気温が下がり上空の花粉が地上に落下する夕方の17〜19時には飛散量が増えます。
だから、お出かけや洗濯物、ふとんの外干しは、できるだけ花粉が少ない時間帯に行うのがおすすめ。それ以降の時間帯は、室内に取り込んで部屋干しを。

また、気象条件によっても花粉の飛散量は変動。花粉が飛びやすい条件には、

●晴れて気温が高い。
●前日との温度差が大きい日はさらに増加。
●空気が乾燥している。(上空が乾燥すると遠くまで飛びやすい。)
●風が強い(花粉は落下せず、郊外や都市部に飛散する。)
●雨の翌日(2日分の雄花が開花するので、花粉飛散量が非常に多くなることがある。)

などが挙げられます。晴れの日は洗濯ものを外に干したくなるところですが、花粉対策の観点からみると、花粉が付着する可能性が高くなってしまうので注意が必要です。

部屋の中では、「床にたまる花粉」への対策が鍵。

落下スピードの速い花粉は、部屋の中に侵入した際もすぐに床に落ちてしまいます。手軽にできる対策としては、こまめに掃除で除去すること。掃除機でも花粉を吸い取ることは可能です。
空気清浄機を活用する場合、花粉は一度床に落ちると吸い取るのが難しくなってしまいます。だから、花粉が落ちる前にすばやく吸い取ってしまうことが大切。そのためには、できるだけ大風量の方が有利だと言えます。また、落ちかけた花粉を吸い取るためには、吸込み口が下の方にある方が適しています。

花粉は二層構造。
その「芯」を退治することが大切。

花粉が二層構造になっているのをご存じですか?「クリジェ-1」と呼ばれる表皮におおわれており、その中に「クリジェ-2」と呼ばれる「芯」があります。この両方の層が、人に影響を及ぼすことが報告されています。
たとえ表皮のクリジェ-1を除去しても、「芯」のクリジェ-2は残っており、花粉は効力を持ったままになってしまいます。だから、花粉対策をしっかり行うには花粉の「芯」を退治する空気清浄機を選ぶことが大切です。

  • 大風量&3方向からの吸引でお部屋のすみずみまでキレイに。下からも吸引し、床 際の花粉もしっかりキャッチ。
  • 「落ちては飛んで」を繰り返す。都会では、花粉の再飛散にも要注意。
  • アジュバント花粉の元になる、花粉・排ガス※1  ・PM2.5※2  を3つ同時に対策。
  • 花粉の芯も分解。※3

また、このダイキンストリーマ空気清浄機に搭載されている、花粉や排ガスを分解する技術「ストリーマ」はダイキンエアコン2018年度モデルにも搭載されている機種があります。

室内の花粉対策を考えるなら、空気清浄機もエアコンも上手に選んで効果的に対策しましょう。

※1 1㎥の空間での9時間後の効果です。 1㎥ボックスに空気清浄機および排ガス由来のVOCとしてアセトアルデヒドを投入し、空気清浄機を運転。アセトアルデヒド濃度変化を測定(フィルター吸着分は差し引いた分解量のみ試算)。試験結果:ストリーマを照射していない場合と比較して、9時間後にアセトアルデヒド濃度の低減を確認。(自社評価)試験機:ACK70U ※2 換気等による屋外からの新たな粒子の侵入は考慮しておりません。PM2.5とは2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。この空気清浄機では0.1μm未満の微小粒子状物質について、除去の確認ができていません。また、空気中の有害物質すべてを除去できるものではありません。32㎥(約8畳)の密閉空間での効果であり、実使用空間での結果ではありません。試験機:ACK70Uと同等機種(ACK70P)で実施。試験方法:日本電機工業会規格JEM1467 判定基準:0.1~2.5μmの微小粒子状物質を32㎥(約8畳)の密閉空間で99%除去する時間が90分以内であること。(32㎥(約8畳)の試験空間に換算した値です) ※3 試験機関:暮らしの科学研究所株式会社 試験番号:LSRL-43020-9A25 試験方法:空気清浄機の集塵フィルターにアレル物質を接種した試験片を貼付し、22㎥(約6畳)の試験空間で運転。ELISA法で測定。試験対象:スギ花粉抗原Cryj2 試験結果:1週間後に47%低減 試験機:ACK70Uと同等機種(ACK70T)で実施。

花粉対策に、空気清浄機やエアコンの
活用をお考えなら、プロのお店にご相談を。

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