新築・リフォーム

2017.11.27

人気のお部屋タイプ別、
気をつけたい空間づくりのポイント

エアコン・住宅設備の選び方

新築やリフォームの際に、リビングの窓を大きくしたり、リビングとダイニングの間に仕切りを設けず、できるだけLDKを広く設けたり、ゆったりとくつろげる広めのダイニングスペースを設けるなど、開放的で家族が集いやすい間取りが最近人気です。せっかく、家族が集いやすい間取りを採用するなら、夏も冬も一年中、家族みんなが長時間過ごしても快適な空間になることを事前に考えておくことが後悔しないためのポイントです。

POINTPOINT
  • 大きな窓があるリビングは、窓から侵入してくる熱気に注意。エアコンを上手に活用
  • 広い縦長LDKタイプは、ムラなく隅々まで気流が届きにくい!エアコンの設置場所を工夫する
  • 家族が集まるダイニングは、足元の寒さに注意

CASE1:大きな窓のあるリビング

窓際が暑い・寒いという問題は、
エアコンの「気流」を上手に使って
熱気・冷気の侵入を防ぐ

大きな窓は外光が差し込み、開放的で心地よさそうなイメージがありますが、住み始めてから気づくのが「夏場の窓際は想像以上に暑い」ということ。窓は熱気の出入り口です。窓が大きいほど、侵入してくる熱気は増加するため、「夏場は、リビングが暑くて家族がくつろげない」「冷房が効きにくい」などの問題が起こります。もちろん、冬場は屋外の冷気が窓から侵入して暖房が効きにくく、足元から冷え込みやすいので、注意が必要です。

窓から入り込む熱気や冷気をさえぎる方法とは?

夏場は、エアコンの風向をときどき窓側に向けるなど、熱気に対して冷気の壁をつくることがポイントです。熱気が侵入しやすい窓部分から冷やすことで熱気が入り込みづらくなり、より効果的にお部屋全体を冷やすことができます。
時折自動で窓側に向けて気流を吹き付けてくれるかしこい気流制御機能を搭載しているエアコンなら窓から伝わる熱気を抑えて、部屋全体をムラなく冷房できるので大きな窓でも安心です。

時折窓側に向けて気流を吹き付ける気流制御を搭載

天井埋込カセット形シングルフロータイプ

CASE2:縦長の大空間LDK

リビングとキッチンの温度ムラに注意!
「気流」を工夫して、
すみずみまで暖かさや涼しさを届ける

リビング、ダイニング、キッチンをひとつの空間にするなど、家族みんなを見渡せるような広いお部屋は憧れの存在。しかし、エアコン1台で広いお部屋全体をムラなく暖房するのは大変です。冬場になると、エアコンの気流が届くリビングは暖かくても、ダイニングやキッチンまでは暖気が届かず寒くなる、ということも起こりやすくなります。

お部屋のすみずみまで気流を届ける方法とは?

リビングに1台、ダイニングにも1台と、エアコンを複数台設置するなどして、すみずみまで気流が届くよう配慮が必要です。また、1台で2方向同時に気流が吹き出せるタイプのエアコンもおすすめです。リビング側とダイニング・キッチン側へ気流を同時に吹き出せるので、効率的です。
さらに、人がいない方向の風量を抑え、人がいる方向に重点的に吹き出すなど、ゾーンごとに風量バランスを切り換えられるものが、より快適に過ごすためにおすすめです。

2方向吹き出しで、ゾーンごとに気流バランスを調整可能

天井埋込カセット形ダブルフロータイプ

CASE3:憩いのゆったりダイニング

ダイニングは想像以上に足元が冷えやすい!
長時間くつろげるよう、足元から暖房を

家族で食卓を囲む団らんの舞台は広くしたいと、ゆったりダイニングが人気です。しかし、ダイニングテーブルの下は暖気が届きづらく、冷気がたまって足元は冷えがちになります。そのため、せっかくの憩いの場が、寒さのせいで集まりにくい場所になってしまうことも。

足元暖房&スッキリ収納で居心地よく

足元から暖められる暖房器具を設置すると快適ですが、家族みんなが集まる場所なので、邪魔にならず設置できるものが望ましいです。
キッチンや家具、カウンター下などの空いたスペースにすっきり納まる暖房器具を設置すると、見た目にも美しく快適になります。
足元に設置するエアコンなら、暖かい気流をダイニングテーブルの下に届けるため、冬の底冷えを効果的に和らげ、家族の食事や団らんの時間をより快適にしてくれます。

キッチンカウンター下にもスッキリ納まり、足元から気流を届ける

床置形

その他の人気の間取りに潜む注意すべき点と対策方法については、こちら

「人気の吹き抜けリビングやリビング階段をつくるときに、注意したいこと」を詳しく見る
「広々したお部屋でも、すみずみまで快適にする必見テクニック」を詳しく見る

リフォームや新築が終わってからでは手遅れ
空調プランは早めにプロに相談!

新築やリフォームが完成してから、暑さ・寒さなどの問題点に気づいても対策できない場合があります。
間取りを検討する段階で、後から起こりがちな問題点や長く快適に過ごせる空間づくりのポイントを空調のプロに相談し、事前に対策しておくことが重要です。
経験と実績豊富なダイキンプロショップなら間取りや使用環境に適したエアコン、床暖房などの選定と設置プランをご提案することができます。マイホームやリフォーム計画を検討し始めたら、まずはダイキンプロショップまでご相談ください。

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